おはようございます。長い間会話のセールステクニックをご紹介してきましたが、そもそもそれは個人面談の効果を最大限にするためのポイントの一つをクリアするためのものでした。大分前になってしまいましたので再掲載しますね。以下再掲載文です。

本題に戻ります。先日私が実際に行っていた面談の流れとポイントをご紹介しましたが、大事なところですのでその「狙いとゴール」について再びここでまとめてみます。箇条書きでまとめますと…

1:面談相手(部下・生徒)が委縮しない事

2:相手が自分の頭できちんと考える事

3:相手本人が上司(先生)や周りから期待されているということを自覚する事

4:目標とアクションプランを自分の口で言わせる事

以上4つの点を効果的にクリアする為に聞き役に徹し、褒めながら意見を引き出すのです。次回以降1~4について個別にクリアするポイントと具体例をご紹介していきます。

全体的には2,4あたりが難しいかと思います。特に面談相手が生徒さんで学年が低い場合などは自分の意見がまだ無く回答が得られないことが予想されます。もっともこの事例は【ビジネスマン相手のコーチング】ですので、生徒さんの学年が低い場合などは【ティーチング】から引き上げてあげる必要がありますし、手間もかかると思ます。ただしある程度の導きは必要であると思ますが、最終的には「自分の事を自分で考える」習慣をつけさせてあげて頂きたいなとは思っております。

以上11月5日の文章でした。この個人面談のポイントの1つ目である「面談相手が委縮しない事」をクリアするために【面談相手が委縮したいために】~【同質か異質か】~【同質化最終章】という流れでそのテクニックをご説明・ご紹介していきました。

あまりにもテクニックの話に傾きましたので、中には「相手を思いやる気持ちなどの方が大切なのではないか?」といったご意見もあるかと思います。当然それはその通りであり、その気持ちが前提にあることが条件ではあります。しかしお伝えしたかったことは大きく2つです。

①:自分の気持ちは自分が思っている程相手には伝わっていない ということと

②:誰でも相手に上手に伝えることができる再現可能なテクニックはある

以上2つです。いかがでしょう?「自分はこんなに生徒の事を心配しているのにわかってもらえない」というような事はありませんでしたでしょうか?私もマネージャー時代自分の想いや気持ちがメンバーに伝わらずもの凄いストレスを感じていたことがあります。しかしそれは所詮上記①の通りであり、だからこそ②が必要だったという事だな~と今更ながらに思います。

3ヶ月という長い時間を使ってしまいましたがこのテクニックは是非、研究して使いこなしてみて下さい。私の知る限りこのテクニックを「ある程度」使える人はそれだけでコミュニケーションの達人と評価されています。このスキルによって面談のポイントの1つ目である「相手が委縮しない」事に成功すると、いよいよ「相手の本音」が出現します。こうなったら面談の半分はもう成功したようなものです。

次回以降は(やっと…)面談のポイントの2つ目に移行します。又お付き合い下さいませ。