なんだかんだで、忙しくバタバタした新年のスタートを迎えていましたが、そんな中かつての吹奏楽の恩師にお誘いを受けコンサートに行って参りました!
タッドウィンドシンフォニーのニューイヤーコンサートでした。私自身恥ずかしながら詳細存じ上げず(業界30年ぶりなもので…スミマセン)、初めての鑑賞だったのですが、音楽監督が鈴木孝佳先生。奏者は恐らく全員プロ演奏家という豪華な一夜を体験できました。鈴木先生と言えば私自身が高校生の時初めて全国大会のレコードで聞いた「祈りとトッカータ」を演奏した当時の福岡工業大学付属高校を指導・指揮した先生です。当時高校生ながらあの演奏に感動し「同じ高校生とは思えない」と驚愕していたのを思い出します。特にトロンボーンプレイヤーだった私からするとあのトロンボーンは憧れの音色で「あんな音出したいな~!」とずっと言っていた記憶があります。
開演ぎりぎりに着席したのですが、チューニングがいきなりAで行っていたことに少しびっくりしました。てっきり吹奏楽はB♭で行っているものかと思っていましたので…しかし演奏が始まってその意味はすぐに理解できました。確かにバンド名に「シンフォニー」とついているように、一般的な吹奏楽とは一線を画した独特なシンフォニックな響きの連続でした。最初から響きのブレンドを意識するのではなく、むしろ各管楽器奏者があたかもオーケストラで演奏するようなソリスティックな演奏があり、その結果見事に響きが調和され固有の素晴らしい響きを奏でているなと感じました。結果的にサウンド全体的には「軽快な吹奏楽サウンド」というよりは「重厚なシンフォニックな響き」という印象でした。
プログラムはほぼ私の知らない曲ではありましたが、懐かしいチャンスのシンフォニーもありあっという間の2時間でした。素敵な時間に感謝しています。トロンボーンも良い音してたな~。あんな風に吹きたいな~。