おはようございます。昨日は部長さんのパートリーダーを管理する役割についてご説明し、リーダーズミーティングの実施についてご紹介しました。これが機能するだけでも部長さんや各リーダーの自主性や人間力は格段に成長します。是非まずは導入してみて下さいませ。今日はその際指導者の先生に気を付けて頂きたいポイントをお話ししていきます。

1:その現場に指導者の先生はなるべく顔を出さずに部長さんの指導力に任せる

  これは生徒群の責任者である部長さんが仕切る会です。先生が傍らにいればどうしても先生の顔色を伺いながらの進行になります。そして他のリーダーはその顔色を気にしている部長を感じてしまうのです。これでは自分の個性を発揮することは出来ません。ここは【信じてお任せする】のも重要なマネージメントの一つです。

2:どうしても気になる場合は気にならない場所でさりげなく聞き耳を立てる

  とは言え貴重な時間です。又部長さんに就任したての場合等ちゃんと仕切れているか心配な場合等はご本人たちが気にならない(視界に入らない)場所で、出来れば他の作業をするふりなどしながら聞き耳を立てて観察して下さい。間違っても途中で割り込んだ発言をして部長さんやリーダーの話の腰を折るような事をしてはいけません。

3:アドバイスは別の機会にマンツーマンで

  聞き耳を立てて感じた事やアドバイスがある場合は、必ずそのミーティングとは別の機会で、部長さんと一対一のシチュエーションで行って下さい。「こういう訊き方をするともっと効果的だよ」とか「もう少し突っ込んで理由を聞いた方が良い」等のアドバイスや叱咤などは是非部長さんのメンツが守られるシチュエーションで実行して下さい。

以上、「当たり前!」と思う内容であったかもしれません。しかし現実は吹奏楽の練習現場などで先生が部長さんなど生徒のリーダーのメンツを無自覚につぶしてしまっている光景を今まで数多く見てきています。少なくともこのリーダーズミーティングに関しては先生は【お任せする】か【完全黒子に徹する】かいずれかの方法によって部長さんのリーダーシップを醸成してあげて下さい!

明日に続きます。