おはようございます。昨日は面談相手個人が全体目標に対して持っているネガティブな点、心配な点を引出し・それに共感し・そしてアドバイスする流れをご説明しました。これらの作業によって面談相手の方の胸につかえていたものが取れスッキリした気持ちで全体目標に向き合えるようになっているはずです。

ここまでくると個人面談もいよいよ最後の場面になります。過去の実績を振り返り、自身で考え原因の追究をして、期待を告げられ高いモチベーションになったところで全体目標を確認し、ネガティブな点もクリアにし、完全な納得もしました。後は自分自身の目標を言ってもらいます。自分自身の目標については当ブログの個人面談のパートの前半部分で細かく説明しましたがきちんと自身の頭で考えて頂けていればある程度しっかりした目標が上がってくるかと思います。指導者の皆様は、その目標の発言を受けてまずはしっかりとその発言を承認してあげて下さい。その上で【その目標の達成が全体目標の達成にリンクするか】という視点でアドバイスをしてあげて下さい。場合によっては修正をやんわりと促すのもありです。とにかく「全体目標達成のためには自身のこの目標の達成が不可欠」、或いは「自身の目標の達成こそが全体目標達成に繋がる!」という関係性を強く認識させてあげて下さい。One for all,All for one(一人は全員の為に、全員は一つの目標のために)の完成です。

ここまでくるとこの個人面談の実施によるとてつもない効果を実感することになるでしょう。是非この個人面談の組み立てを再確認して実施してみて下さい。さあ、いよいよ面談締めの最後のやり取りについて明日ご説明いたします!