おはようございます。昨日は勇気をもって決意を周囲に伝える事。そしてその反応によって付き合ていく人間の選定がなされる旨のお話をしました。その上で決意を応援してくれる人たちは協力者になると申し上げましたが、今日はその協力者の必要性についてお話していきたいと思います。
吹奏楽に限らずですが一気にレベルを昇華させて全国レベルの有名校になっている団体には、ほぼ例外なく協力者の存在があります。練習を教えてくれるというだけでなく例えば楽器を貸してくれる、楽器購入のアドバイスをしてくれる、練習場所を提供してくれる、楽器運搬に協力してくれる、などなど。まだ例を挙げればあるかと思いますがこういった事を誰の力も借りず、先生と生徒さんだけで行っている団体は実際皆無でしょう。レベルが上がれば上がるほど運営・指導者側も「チームとしての力」の総力戦になってくるのです。
年末TV番組でゴルフの全英女子オープンで優勝した渋野日奈子さんの特集を放映していました。その中で彼女は自分のチームを「チームしぶこ」と呼んでいます。実際にプレーする姿が映しだされるのは彼女一人。あとキャディーさんが脇に映る位ですので、個人競技であるゴルフはともすると1人で戦っているように見えますが、実際にはゴルフウェアやクラブのスポンサーの方なども含めそれぞれの役割を持った多くの人間が「チームしぶこ」の一員としてイギリスに渡り一丸となって戦っていたことが判ります。アスリートの世界でも個人競技・団体競技に限らず運営チームの存在があるのです。
又近年ビジネスの世界でも従来型の「ライバルを倒して自分(だけ)が勝つ」というスタイルから「みんなで勝つ」という成功スタイルに変化してきています。もう「成功によって自分の力を証明する!」という時代ではなく、「みんなの力を借りてみんなで成功する」という時代になってきているのです。
さて、前回も申し上げましたが皆様の決意を応援してくれる方々は「その目標が出来るか出来ないか」ではなく「どうしたらその目標が達成できるか?」という思考をお持ちの方々です。ポジティブな決意にはポジティブな思考の方が集まってきます。そしてポジティブな思考の方の周りには同じようにポジティブな知り合いが存在しています。 最初から「強力なスタッフチームを作る!」と意気込む必要はありません。こういったポジティブな協力者に素直にお願いしましょう!そうすれば紹介が連鎖し、ほんの数か月前には考えられなかったポジションの方との出会いや協力が得られるようになってくるでしょう。ここまでくるともうコンフォートゾーン上昇のエレベーターが動き出したといってもいいと思います。その時点で見える世界はだいぶ変わってきているはずです。
いずれにしても全ては「周囲に決意を語ること」、そして賛同者に「素直に協力をお願いすること」から始まります。それができるのは他の誰でもない皆様だけです。まずは一歩を踏み出す事です。是非やってみましょう!!