おはようございます。部長の役割の二つ目である

B:各パートリーダーのメンバーへの指導を教育・支援する

についてシリーズでご紹介してきました。リーダーズミーティングの活用の中で質問の技術をご紹介し、そして練習の目的の報告に書式を使用する例もご紹介しました。いかがでしょうか?ハードルは相当高いでしょうか(笑)?何度も申し上げますが理想論の様に聞こえるかもしれませんが「そこに取り組んでみる」事がとても大事であると思います。最初から100点を目指さなくて良いのです。まずは行動を起こすことです!

ご紹介した2つの取り組みを進めると部長さん自身と各パートリーダーさんの中に新しい考え方が醸成されてきます。それは「論理的思考」というものです。一見吹奏楽、あるいは音楽自体がこの論理的思考とは対極にある世界の中に存在すると思われている気がします。しかし音楽の中にも論理的思考により限られた時間の中で飛躍的に上達できる要素は多分にあるのです。ところが従来はそれぞれの要素に因数分解出来ていない状態、いわゆる「カタマリ」で捉えているが故に非効率な練習を延々と繰り返す結果になってしまっていたのです。

この「論理的思考」はこういった状況を打破する為にはとても有効な思考です。トライアンドエラーでまずは1ヶ月続けてみて下さい。ここが浸透してくると練習効率は飛躍的に上がります。そして「もっと上手に演奏して下さい」といったような漠然としたパートリーダーの指示は激減するはずです。

明日以降は部長の役割の最後のパートになります。又お付き合い下さい。