おはようございます。先週は部長さんのリーダーズミーティングの質問のポイントの1つ目である「具体化する」ことについてご説明しました。本日は質問の2つ目のポイントになります。
(2)「どうして?」、「どうしたら?」の質問の活用
パートリーダーさんの回答に対して表題のような訊き方で深掘りをしていきます。パートリーダーの回答が良い結果の報告であれ悪い結果の報告であれ、そこには必ず原因があります。まずは「どうしてその状態になったの?⇒原因の追究」を行います。そしてパートリーダーに再び考えさせます。部長さんは回答を我慢して待ちます。悪い結果の場合特に気を付けるのが「責めないで考えさせる」という事です。
そして、「どうしたら?⇒解決策の模索」の質問をします。「どうしたら解決できると思う?」、「どうしたらもっと良くなると思う?」こんな感じで質問します。そしてパートリーダーに考えさせて答えを待ちます。ここでとても大事な事ですが【必ずしも部長さんは解決策を持たなくても大丈夫】という事です。
例えばあるパートリーダーから解決策の答えが返ってきませんでした(もしくは「わからない」という答えでした)。この際部長さんが明らかな解決策を持っていれば「こういう風にやってみたらどう?」とアドバイスしてあげればと思います。しかし部長さんも解決策が判らない場合は、他のパートリーダーにその質問をそのまま投げれば良いのです。「みんなはどう?どうやったら解決できると思う?」と、こんな感じです。誰も判らなければそれは「先生(指導者)にこれは聞きましょう!明日その答えを皆にシェアします」でOKです。とにかく部長さんはパートリーダーを教育する立場ではありますが全てを知っている必要はありません。自分でわからない事は他のリーダーに恥ずかしがらずに聞けば良い。誰も判らなければ先生に聞けば良いのです。一番悪いのはわかってるフリをする事。又解決策が判らないのが恥ずかしいので具体的な核心に触れる事を避ける事です。
この質問は上記でも述べましたがパートリーダーさんを追い込むものではなく、是非部長さんも一緒になって考えるというスタンスが大事です。そして他のパートリーダーさんも「他のパートの話し」ではなく是非一緒になって解決策を提案してあげる。といったスタンスが理想です。この雰囲気が構築できればもうそれだけで「スーパー部長さん」の域に達すると思います。是非トライしてみて下さい!