おはようございます。アクションプランの大トリです。最後のポイントです。

4:生徒さんの決定を称え、【その達成に向かって100%応援する姿勢】を明確にする

最後にして、これもとても大事なポイントです。稲盛さんの「楽観的に行動する」パートの入り口です。まずは面談相手の生徒さんが自身の頭で考え、その上で目標とアクションプランを宣言したことに対して改めて褒めてあげて下さい。そしてその上であえて宣言をして頂きたいのです。それは「私(指導者)はあなたの目標達成を100%応援していきます」という内容の宣言です。

この吹奏楽の個人面談のシリーズを通じて一貫して指導者は「面談相手の味方である」姿勢が必要であること、又キーワードとして「共感」を挙げてお話してきました。これらが相手に浸透すると面談相手の生徒さんの根底の部分で「安心感」が形成されます。そしてこの一連の流れで形成された安心感を最後のパートで改めて確認してもらうために「褒めて・応援」するのです。

この安心感が形成され、そして「指導者は自分の目標達成を応援してくれる」と認識してもらうことが出来れば、今後の信頼関係は完璧です!厳しく叱らなければならない場面があったとしてもこの関係があれば問題ありません。「あなたの目標の達成を応援しているからこそ叱っている」という構図になるからです。

「叱咤激励」という言葉があります。まさに指導者は生徒さん自身の目標達成の為に「叱咤」し、生徒さん自身の目標達成の為に「激励」するのです。そしてこれこそが私が考えるこれからの吹奏楽におけるコーチングのスタンスなのです。

以上でアクションプラン、そして個人面談の流れは終了です。あまりにも長くなりすぎましたので少しまとめをして個人面談のパートを終了したいと思います。