6回にわたって全体目標についてコンフォートゾーンの実例を用いてご紹介しました。簡単なまとめをさせて頂きますね。

★個人の目標はとても大事であるが、多くの場合部の全体の目標がありそれが個人に及ぼす影響が大きい。その為全体目標が個人に腹落ちしている(納得)しているかをまず確認する必要がある。

★その為には全体目標の精度を上げる必要がある。本当に達成したい目標なのか?単なるスローガン的な目標なのか?

★本当に達成したい目標であるならば、コンフォートゾーンの仕組みを理解し、その打破する方法を工夫する必要がある。

★一度コンフォートゾーンを打破し高いレベルに到達するとそのレベルでの新しいコンフォートゾーンができる為、ボトムアップ現象を含め様々な変化が起こり、そこからはレベルは落ちづらくなり、そのレベルを維持できるようになる。

以上になります。高い目標の到達にはコンフォートゾーンの打破が不可欠なのですがここに着目している団体はまだ少ないのではないでしょうか?「万年県大会銀賞」といった学校は良くありますが、よくよく考えるとどうやってその実力を調整しているんだろう?と思うほど器用な事ですよね。考えれば上手な生徒が多い代もあれば、逆もあります。そして毎年目標は「県大会金賞」だったりします。しかし図った様に毎年銀賞にきちんと落ち着くようになっている。これがコンフォートゾーンの威力であり怖さです。

ではコンフォートゾーン打破の工夫とは?次回以降ご説明しますね。