さて、一つの組織が上手に機能するためには「コミュニケーション」が一つの役割を担っているということはまず間違いないと思いますが、コミュニケーションと一口に言っても様々なパターンがありますよね?
バンドに当てはめますと先生と生徒。指揮者と演奏者。仲間としての部員相互のコミュニケーション、その中でもパートリーダーとメンバー、上級生と下級生、同級生同士などなど…我々は経験と感覚でその立場や空気を感じてそのコミュニケーションのアプローチや方法を変えているのではないかと思います。
しかし、組織の機能化が進んでいる強豪校などは例えば同じ同級生でも練習時の「リーダーとメンバー」とオフ時の「同級生同士」という関係をキッチリ使い分けているなんて話もききます。すごいですよね!そんな話を聞くともう自分の30年前のレベルなんてそれから比べるとお恥ずかしい限りで…
例えば指導者である先生が生徒の方とどうコミュニケーションを取るかというような話は、プロである先生方のご専門の分野であり、私がこれから現場で学んでいかなければならず教えを乞いたいテーマだと思っております。
そう意味では申し上げる事はないのですが、本書でのテーマの一つが「どうしたら部下(生徒)の能動性を引き出せるか」という事でしたので、私の経験上どのようなスタイルで能動性を引き出していったかという事について数回にわたって書いていきたいと思います。コミュニケーションをどのような頻度で取るか?辺りからスタートして前職から学んだこと、自身で研鑽を積んで学んだことを通して、最終的にはセールス心理学辺りまで踏み込めれば良いなと思います。これらのエッセンスは部活動に限らず職場などでも応用可能ですのでちょっとだけ楽しみにして頂ければと思います。