おはようございます。昨日は目標は全体と個人の二つに分ける事をご説明しました。ともすると全体目標は既に決まっており、今更個人単位での擦り合わせは必要ないように思いますが、ここを丁寧にやるのと省略するのとでは土壇場での結束力に差が出てくるだけでなく、個人の目標の達成意欲にも差が出ます。今日はその必要性についてご説明していきます。
目標は当然それぞれあるとは思いますが、ここではわかりやすい例をとって説明しますね。コンクールが全てではありませんがわかりやすいのでここでは「全国大会出場」を部全体の目標にしたと仮定します。しかし一口に全国大会といっても昨年支部大会の金賞まで到達している部、都道府県大会止まりの部、はたまた地区大会止まりの部。それぞれの環境によってこの目標の意味は大きく変わってきます。例えば毎年地区大会で終了している学校の部にとっては「全国大会に行くぞ!」と目標を掲げても、そのイメージは全くわいてこないと思います。地区大会を勝ち抜いた後の次の大会の開催スケジュール・場所・出場校、そしてその大会で金賞を取りそして代表に選ばれ更に上位大会に出場しそのスケジュール…加えてそれによって自分自身のプライベートはどのように変化するのか等々。本当にその目標を達成しようとした場合、まず整理する必要があるイメージがたくさん出てきます。
本書でも述べていますがスローガン的な「頑張るぞ!」「達成したらいいな!」といったレベルの目標は間違いなく達成しません。話の流れで全体目標に触れましたので、少し本題から外れますが全体目標設定における目標の必要性について明日述べたいと思います。