グループホーム事業の準備に忙殺され間が空いてしまいましたが本題に戻ります。先日のテーマの最後に「無意識に敵か味方かを判別している」と書きました。今回以降はそのメカニズムについて書いていきます。もっとも私は専門家ではありませんので異論はあるかと思いますがまあ私見として流していただければ幸いです。
私の中では次の2つの要素を満たすと味方と感じて心を開くと思っています。2つとも満たす必要があるかどうかはわかりませんが少なくともどちらの要素も満たさない場合は心は開かれません。その要素とは
1:自分と同類項の人間であると認識できる
2:面談相手(部下・お客様)が目の前の面談者(上司・セールスマン)が自分の事を完全に受け入れてくれていると自覚できる
こういった感じでしょうか。
④の回でゴルフを話材にしたコミュニケーション例を書きましたが、あの中でセールスマンは上記の1,2の両方を駆使しています。初対面のお客様とコミュニケーションを取ることが多い生命保険のセールスの世界で、優秀なセールスマンはこれらを経験と感覚により無意識に使用してお客様の心の懐に入ります。ですので後輩等からコミュニケーションノウハウを教えて欲しいと言われても、一般的には教えられません。再現性が無いのです。
一方これらのノウハウを意図的に駆使して相手を油断させて、騙しその目的を遂げる連中もいます。おわかりですか?そう「詐欺師」といわれる人たちです。私自身の実家も先日「オレオレ詐欺」に見事に引っかかってしまいましたが、まあその集団の相手を信じ込ませる技術は相当高いと感じました。悔しいですけど相手はその道のプロだと改めて感じました。次回以降具体的な方法について触れますので、皆様是非自己防衛の手段として知っておいてくださいませ。