前々回の内容でお客様(面談相手)は「無意識に敵か味方か判断している」と申し上げました。今回は少しその点の掘り下げをしていきたいと思います。

NLPという言葉はお聞きになったことはありますでしょうか?教育界ではすでに常識のワードであったとしたら失礼しました。セールス世界では私の認識では十数年前位から聞かれるようになってきた言葉です。

NLP(Neuro Linguistic Programingの頭文字)とは私の聞きかじりではアメリカでの3人の天才セラピストのアプローチ研究に端を発したコミュニケーション心理学とでも呼んだらよいのでしょうか?要は相手とのコミュニケーションを円滑にするための心理学と理解しています。鬱などで心を閉ざしている患者に対してこの3人の症状改善率が圧倒的に高いことに目を付けた研究者が3人それぞれのアプローチを研究したというのが始まりらしいです。

この3人はアプローチ方法はそれぞれ違っていたそうですが共通点が一つありました。それは「面の前の患者が心を開き、心を許し本音を語る」率が抜きんでていたという事です。つまりこの3人は心を閉ざしている患者に「この人は味方だ。心を許せる」と思ってもらえることができる3人だという事になります。恐らく(失礼ながら)3人は感覚と経験で接していたように思いますがそれを「どのように接したらこの結果になるか?」と研究し学問化したのがこのNLPです。

そして「目の前の人の心を開く」という機能がセールス世界で注目され一気に広まってきました。それでは次回以降「敵か味方かの判別しているメカニズム」をご紹介していきます!