おはようございます。今日からは部活動の内部の組織構造について私見を述べていきたいと思います。

皆様の吹奏楽部の組織図はどの様になっていらっしゃいますでしょうか? 当然部員が数人の組織と百人超の組織ではその組織図や役職等は違ってくると思います。しかし、どの団体でも【部長】、【副部長】辺りは設置しているのではないかと思います。あとは団体によってパートリーダーやセクションリーダーをおいていたり、もっと人数が多い団体ですと学年リーダーというポジションを作っている場合もある様です。その他運営状況によっては【会計】を設置したり【書記】(今にして思えば中々謎の職種ですよね)を設置したり、それこそ団体によって様々かと思います。

さて、今更ながらの質問をさせて頂きますが、「何故それらのポジションを設置しているのでしょうか?」

人工物には必ず【それを制作した理由】があります。上記のポジション、役職も人工物ですからそれを設置した理由があったはずです。そしてその【理由】は【そのポジションの役割】に置き換えられます。

まずはこのあたりはいかがでしょうか?例えば異動でその学校に赴任し現在の吹奏楽部顧問を引き継いだ場合等は、それ以前からの慣習を引き継いでいるといったケースもあるのではないでしょうか? 引継自体は定期的にめぐってくる事態ですのでそれ自体を云々申し上げるつもりはないのですが、問題は「どうしてこのような組織形態になっているのか?」、「どうしてこういった役職・ポジションを設置しているのか?」等の【理由】が曖昧になっている例が意外に多い気がします。先生も初めてなら、年度替わりで新たにその役職についた生徒さんも初めてですから「何故、この役職が必要なのか?」という【理由】を考える事もなく日々の練習が進行しているという現象を起こしてしまいます。

結果、役職者が「あなたの役割は?」と言われた際、はっきりと答えられないといった状況になってしまうのです。この状況の生徒さんは「役割がボヤっとしていて責任感だけ背負わされている」のです。少し可哀そうな気がしませんか?

明日からこの辺りの確認からお話ししていきたいと思います。