おはようございます。本題に戻ります。前回はアクションプランについての悲観的見地からのやり取りについてご紹介しました。生徒さん相手の面談は悲観的に進める必要はありませんが、私がお話しした中で若干気になる傾向がありますのでこの辺りのポイントを参考に上手く導いてあげて下さいね。
まず自身の目標を立てました。全体の目標とのリンクも確認し当事者意識をキッチリ持つことが出来ていそうです。あとは「その目標を達成するためにはどのような行動を起こすか?」という事について本人に考えを話してもらいます。そしてその際に特に問題なくアクションプランが出てくる方に関しては、是非そのまま進めて下さい。しかし以下の3つのポイントに該当する方の場合は(残念ながら該当する方の方が圧倒的に多いと思います)少々導きが必要ですので、ここは面談における指導者の役割として必ずフォローをしてあげて下さい。
1:そのアクションプランを実行するにはあきらかに練習時間が足りない
2:そのアクションプランに具体性が無い
3:そもそも達成するためのアクションプランが立てられない(もしくはあきらかにそのアクションが間違っている)
以上の3つに該当する場合は、そのまま面談終了し個人での練習を開始したとしても、残念ながらその上達効果は極めて低いと考えられます。少しでも効率的に目標達成に向かえるよう是非この場でフォローし軌道修正をしてあげて下さい。
明日以降順次、1~3それぞれについてどのようにフォローしていくかのご説明をしますが、いずれにしてもここからのパートで重要になってきますのが「因数分解」という考え方です。この考え方は恐らく生徒さんにとってあまり馴染みのないものであると思います。しかも音楽の業界自体この「因数分解」という捉え方をあまりしていませんので最初は違和感を感じるかもしれませんが、この考え方はアスリート世界やセールス世界では常識になってきているものです。この考えを導入すると今までとは違った再現性の高い指導法を確立することができます。
因数分解の考えとはどのようなものか?そしてそれをどのように音楽指導に導入していくか?明日以降ご説明していきます。是非ご期待下さい!